〜聖書「重要聖句」講解＜11＞〜

1)   メッセージのサマリー

たとえ目の前に「宝・良い真珠」に出会ったとしても、その真価を正しく見極めることのできる“価値基準”を持っていなければ、それらの「宝・良い真珠」は私たちの前をすり抜けて行ってしまう。私たちが神様のための“働き”に取り組み、祝福された“地上の人生”を生き抜いてゆくためには、日常生活の中に「隠されている宝＝価値あるもの・するべきこと」を見出して、それを生かしてゆくことが必要である。そのためには、「本当に必要なこと」を見極める価値基準を自分の中にしっかりと持ち、そうでないものを削ぎ落とす“選択と集中”を覚悟を決めて実践しなければならない。そして、そのようなキリスト者の“覚悟”は、「神様は、神様を第一とする私たちの決断を必ず祝福して報いてくださる」という「信仰」を土台として形成される。

2)   インスピレーション＆アプリケーション

メッセージの中で語られた「宝の真価を理解するところまではできても、それを実践する人は少ない。」というのは本当にそうだと思う。“選択と集中”を実践する人になるためには、飛び込む覚悟が必要であり、それは簡単な決意ではないと私自身思い知っているところである。しかしそのハードルを超えて「実践する人」になるためには、普段よりみことばに親しんで御心を求め、神様が備えられた宝の真価を知り、自分にとって神様以上の存在はないと悟り信頼しきることに尽きると思った。

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

見つけた宝の真価を正しく見極め、

生かしきろうとする日々にこそ価値がある。

その日々は神様への揺るがない信頼から生まれる。